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つぎのまがり角

今日もまわり道して叔母のことも書く。
一昨日が命日でわたしは遺影に、ご飯と自家製漬け物とウイスキーロックをあげた。
そして日々のお礼を言ったり、ついでにくだらなくも切実なお願いごとをしたりした。
日常に人を亡くすことが馴染んでいて、自分でも少しこの部屋へん?と思いつつ。
そういえばあの時、彼女は駆け付けてくれたはずだ。
ちょうど一昨日の当時。ICUに。
手術を終えたわたしは鼻にハンケチーフほどのガーゼを詰めて(たぶんもっと)、目を覚ますとふがふがなんだか余計な冗談をしゃべった覚えがある。ドクターに「ははは、あ、今鏡は見ない方がいいよ…」と微妙に制せられながら。それにしてもそんなときまでサービス精神が働くなんて。。。
あほな会話がなされてるとはつゆしらず、部屋の外には数人の親戚が見守っていてくれた。(あまり定かではない。)叔母はよく、見舞いに来てくれた気がする。
優しい優しい人だった。彼女はそれから8年後に亡くなった。現在からいうと、8年前、になる。
わたしは開頭手術はしなかった。そのかわり骨のトンネルに顕微鏡を通して行う繊細なやり方をしてもらっていた。(ガーゼはそのせい。)ドクターは高倉公朋教授だ。
余談だが、高倉先生はとても著明な方で、教授回診は白い巨塔のよう、でした。じゃじゃじゃーんと多くの若いドクターを引き連れて穏やかに話しかけてくださったのを覚えています。
なにはともあれその後の回復は順調で、数日後相部屋に戻った。
そして隣に越してきた女の子と仲良くなったのだ。
つづく

追伸:なんか中途半端な内容でごめんなさい。。
by nemotyucac | 2006-09-01 02:43 | thinking

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