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傷だらけの僕

海は信じられないくらいの生命力で本当に参る。
海は危険。
でも、嫌いになれない。
怖がって行かないより、行った方が、わたしは納得して夏を過ごしきれるかもしれません。それくらい、好きな場所。

海では、意外にもあまり日に焼けないのだけど行かないよりは焼けるし、その生命力の前にわたしの弱々しい皮膚なんてとても対応しきれない。傷もどんどん増える。
でも
生きていたら必ず経験が増えてくのと同じように、体にもその経験が刻まれるのは当然なのだと最近は思います。年を取って代謝が悪くなれば尚のことだし、当たり前のことで仕方ないことで、それが動物なのではないかと。昔の人は日焼け止めも虫よけも強力なのはなかっただろうしきっと、年を取れば心にガードが増えるように体もガードの跡が残るのかなと、そんなふうに考えるようになりました。
日陰だけを選んで歩いたり、海なんて絶対御法度!という情報に、若い頃は左右されてた気がします。今は、暑けりゃ水浴びすりゃあいい!に変わってしまった。そして今の自分のほうが全然おもしろい。傷は増えたけど経験も断然増えたから。
なぜ防御ばかりが目立つのだろう。なぜ経験で得た光をまとった外見を、見ないのだろう。そう思います。
そして防御ではなく対戦?により、強靱さを得ていく気がします。
若さを保つことや、老化を防ぐことって、何かに敗北しないことなのではないのかな。傷が残った時に、負けた!と思わないでいれたらそれでいいような気がする。
でも、、本当はわたしは傷に泣いてばかり。
まだまだ境地には達してないけど、それでも傷だらけの今の自分を、傷がなかった時よりも、好きみたい。
by nemotyucac | 2006-08-14 17:24 | thinking

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