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なつかしいものがすき

懐かしいという規準で、好きが決まるような気がします。
70年代のものには特に心を掴まれます。記憶を揺さぶられるような気がするから。
知ってるような風景に出会って去りがたくなってしまうのは、かつてに立ち去ってばかりの場所がたくさんあったからなのかもしれません。生まれた時から一ケ所に留まっていたなら、懐かしさは今とは違う認識だったのだろう。
70年代グッズはデザインもかわいらしく、配色もかっこいい(と思う)。すっきりしてないとこがなんとも愛嬌があります。自宅にあった使ってなかったジューサーや扇風機など、素敵すぎて思わず譲ってもらいました。これまたちっとも壊れてない。無駄に弱くないところも魅力です。かといってその時代のものばかりを集めてるわけではないのだけど。うちにあるのはペパーミントグリーンの藤のゴミ箱、外国のカーテン生地(地方の古いホテルの壁紙っぽい)、食器とかボタン。
もっとたくさんコレクションしたいんだけどね。
下の日記の壁写真にある植物なども、母親が若い時に買ったポトス(だっけ?)を株分けしてもらったもので、おされとかではなく想い出がいっぱいという感じ。

最近、より新しいものより好きなものをそばに置いておきたいんだなーと気付きました。好きなものが懐かしいと感じるもの。でも古いということではなく。今は新しいものでも好きなデザインのものが沢山あります。キモチを揺さぶる新しさは大歓迎。70年代風とかじゃなくていいんです。見たことがないものでもなぜか懐かしいものは沢山ある。
同潤会アパートも大好きだったけど、新しい建築もなんだか懐かしいなという要素はあるんじゃないかと期待していたりもします。
この規準はいったい多くの人にも当てはまることなのでしょうか。

なつかしいものがすき_e0086807_1629394.jpg
ところでこれは、多分生まれた時から家にあるバトミントンセット(ぼろいです)。この絵がいかにもあの時代の雰囲気。まあこれだけでもわたしには十分面白いんだけど、下の方にペンでざざっと書いた「イタズラ書き」があるのわかりますか?びよっと絵からはみだしてるような。
これは、赤ちゃん有華が上のイラストを真似て描いたんですね。この絵の尋常じゃない勢いを見て、やらなきゃ!!と心揺さぶられた遠い記憶があります、、。もうこのイタズラ書きで、このセット、心鷲掴みグッズ殿堂入!
by nemotyucac | 2006-02-12 17:35 | thinking

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