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青森にいた日

毎年この時期には旅に出る。そして海に行く。花火も観る。今年は行けてない。
昨年一昨年は青森にいた。
1年目は小泊近くのバンガローに泊まった。シャワーやキッチン、トイレも付いた快適な部屋だった。
昼間は徒歩10分くらいの小さな酒屋に買い出しに行った。釣った魚や海藻を食べたりもした。
裏には山があり、頂上には神様が祀られていて(酒屋のおばちゃんに聞いた)登ってみるとほんとうになにかが光臨してるのだろうと思わせる祠があった。海と十三湖あたりのカーブした海岸線が見渡せて、ぽっこりした山が近くに寄り添っていた。その山とは夫婦とあった。
たまたま非常に晴れた数日で、海水浴には絶好の時だった。
昼は飽きずに毎日泳ぎ、夜は海を見に行った。夜光虫がすごくて、石を拾っては投げた。そしてなんと居酒屋に飲みに行ったりした。
そのバンガローに隣接(といっても車通りまで上がる)してレストランがあり、なぜか夜中の3時まで営業していたのだ。
海が見渡せて、新鮮な魚介をたらふく味わえるうえに宵っ張りの、いい店だった。
何度目かに訪れた時、お店のおにいちゃんに「東京のひとですか?」と青森なまりで話し掛けられた。言葉のことを照れていらしたが、人柄そのままのあたたかい優しい響きは聞いていて心地よかった。
水槽には魚や貝がうようよいて、その時注文していたウニも生きたまま水槽にへばりついてた。おにいちゃんはせっかくこんな遠くに来たのだからとウニを水槽から取り出すと、「生きてるのを食べさせたいんです」と殻を割って、差し出してくれた。
わたしたちが「お代は…」と聞くと、びっくりした顔で「そんなのいいんです!」と言って笑ってひっこんでしまった。
たまたまその時期に東京から来た人はいなかったし、めったに県外から人も来ないとはいえ、多分彼の気遣いはサービスとかそんなもんでもなく、ただ本当に食べさせたかっただけなのだろう。純粋に生まれもってる優しさだったのだろうと思う(ウニにとっては優しくないけどね)。
ウニは少しきびしい強い味がして、とても美味しかった。
青森に滞在中、そんな静かでシンプルな心遣いを幾度かいただいた。
偶然にわたしが会ったひとは、みんな静かに優しく、照れ屋で、あたたかかった。
青森で思い出すのはそんな人々とのやわらかい交流。

太宰治と名の付く本のお仕事をさせてもらったとき、小泊や金木付近の空気が思い浮かび、淡くて透き通った水色の、少し冷たく心地よい空気がおでこの上を通り過ぎていった。
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by nemotyucac | 2006-07-30 22:27 | travel and stroll | Trackback
年をとってよかったことは、いつでも会える友達が増えたこと。
会えなくても「いつでも居るとわたしは知っている」ことはなかなかよい。
星が、見えなくてもいつでも頭の上にあるように。
自分の想像以上の星が存在するように。
少しずつ知って、少しずつ重ねている。
色の付いたフィルターの数はどんどん増えていく。
昔より世の中は数段色付いた。
それはとてもいいことだと思う。
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by nemotyucac | 2006-07-29 01:22 | thinking | Trackback
げらげらと、笑いながら仕事をすることはなかなかいいことだと、思う。
仕事場で心から笑ってられるのは、まわりを信用してるからこそなのかも。
信用してると心が安定する。
すると外部の人にも、安定した接し方ができる。
なにも外部の人に笑いを提供するわけではないし。
楽しそうに、安定した対応をすると、安心も与えられる。
また、ある時の叱りや注意が効果を発揮する。
いいことづくめ。

ぷりぷりと、いつも眉間にしわを寄せて、言動ひとつひとつをチェックしても、
いいことは少ない気がする。
かちんこちんに固まって、不安がもやもやと立ち上り、
緊張の脂汗をかかせたり。

怒るより笑い合える関係を結んだ方が、どれだけ仕事がはかどるか。
そう思うのだけど、どうなのだろう。
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by nemotyucac | 2006-07-27 21:01 | thinking | Trackback

漫画タイム

江古田ちゃん、サイコ−だった。。ぼくの真の友達、読むべし!決して猛禽でないことがわかるであろう。。(すごいねーなんて絶対言わないでしょ…)さすがに20代で卒業した とばななさんも書いていたけど、はい、右に同じくと言いたい…
そしてハチミツとクローバー。初めて読んだ。装丁が本当に美しい。内容もすてきだけどこんな装丁の漫画はあまりみたことない。つい、持って帰りたくなる。少女漫画は読まないのでこういう内容が多いか少ないかわからないのだけど、本の持つカラー、オーラみたいなのは本当に今の時代にマッチしてる気がする。今時の女子な雰囲気がすごくある。なのに中身は切なくて真面目で。切なくて真面目だ。
続きを読んでみよう。
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by nemotyucac | 2006-07-21 23:52 | thinking | Trackback
21時。アイスカプチーノが飲みたくなって、駅前の珈琲屋にいく。
電車を見ながらぼんやりすすっていたら、本が見たくなる。(読みたくなるではなく。。)
なので電車に乗って新宿までふらっと。
駅構内から外に出ず行ける本屋で。色とりどりの美しい装丁。写真、イラスト。本はいいなあ。
新刊や装丁家さんをチェックしつつ、前から読みたかった「海のふた」、最近気になる「ハチクロ」、絶対読むべきだと思っていた「江古田ちゃん」購入。。うーん
23時帰宅。
わたしが突然、プールに泳ぎにきた子ども達にかき氷を出すおばちゃんになりたい!と宣言したら友人に、海のふたを薦めれた。そういう内容だそう。よしもとばななさんはいつも「今思ってること」を刺激する。
そして残りの2冊もたまたま彼女が薦めていた。短絡的に買っちゃったけど、多分どっちも今のわたしにははまりそうだ。
片思いと、裸でうろうろする女子。そんな話。うーん
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by nemotyucac | 2006-07-20 23:54 | thinking | Trackback

笑顔を交わすこと

先日嬉しい出会いがあった。
お仕事のご依頼だったのだが、最初に会いたいと言っていただいた。もしやと思った。
そしてわたしの思う通りの理由で、会うことを重んじた方との出会いだった。
それは、「会うだけで、全てはスムーズに進む」ということを知り、胸に留め実践していらっしゃる方との、出会いだ。
とっても単純だ。でもわたしはこれは、キモだと思う。
できそうで、できないことだ。
わたしも弱冠人見知りなので(はい、そうは見えません…)初めての方と会うときはえらく緊張する。それでもえいやっと会うと、その瞬間にほぐれてしまうことは多い。また、微妙な雰囲気も掴め、改善すべきところも見つかる。
一番いいことは、なにか起きた時、一度会っていると「わかりあえる」ことだ。
その後が電話やメールだけでも、顔が思い浮かべば解決することはどれだけ多いか。
今の時代みんなが忙しい代わりに便利な機能も多く、会わなくても仕事はできる。それはとても素晴らしいことだし、それでいいとは思う。
でも、それでも敢えて「会う」を選ぶことが。その手間は消えるほどの、関係の深さを構築してくれると思う。電波や言葉だけでは絶対伝わらない、人間の熱を、交換することができる。それがどれほどあたたかいものか、こうして一人で仕事をしていて、だんだんと理解したことだ。
最近、疲れている時にこそ人に会うと、元気をもらえることに気付く。誰にも会いたくない日もあるが、そこも、えいやっと会う。結果はいい場合が多い。その「えいやっ」が意外と大事な気がする。
仕事だって人間同志の関わり合いだ。熱が生まれてわたしは当然と思う。ドライに関わるのをよしとしていた時代(自分の中でも、世間でも)もあったけど、今はもっと暑苦しくてもいい気がする(ブック○フみたいなのではなく…)。
笑顔を交わせる方が、だんぜん楽しいし!
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by nemotyucac | 2006-07-19 00:21 | thinking | Trackback

公園ごはん

今日はピクニック。
雨にも降られず熱射もなく、ピクには最高の日和!三十路バースデイパーリイも兼ねて、いい大人にはちょうどいい空気。
昨夜からとり肉の仕込みをし、昼からゆかくんカレーにとりかかる。米は玄米。付け合わせはナムル、ピクルス、浅漬け。ほんとはグレープフルーツゼリーも作ってたのだけど、、固まらなかった!!!ゆかくんカレーはインドカレー。
できたてのほかほかをバスケットに入れて(鍋ごとね)炊きたてご飯も詰めて、ビール片手に出発。5分で到着お手軽ピクニック!
公園は噴水前に陣取り、シートを広げ、乾杯!サイコ−だったよ。
風はさわさわと、草の匂いは爽やかで、時々噴水の水が霧となって襲ってきたけど、、とにかくよかった。
夏は絶対お外!
次やる時はこぞって参加を☆
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                 ごちゃごちゃだ〜
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by nemotyucac | 2006-07-17 00:35 | thinking | Trackback

吉原治良展

よかった。本当に。
学生さん必見!!
吉原治良の筆は若い頃から達観してて驚いたのだけど、その筆跡が年とともにどんどん変化していくのが本当にかっこよかった。時代と、精神と、彼は常に高みを追い求めていたようです。年齢と年代を重ねて見て欲しい。彼はその時なにを考えていたか考えて欲しいし(個人的な意見だけど)、それすらも見られる展覧会だった。志を感じる。そういう「感じ」を得たのもよかった。
昔、「いいもの描いてればずっと変わらなくていいのだ」という意見を聞いたことがあるが、わたしは最近まったくそう思わない。絵描きはもっと自分の中の高みを目指すべきなのだと思う。それが世間に認められなくても。
吉原の生きた時代30〜70年代の変化は確実に目まぐるしく、その時代時代に違う感性が生まれたのは当然だと思う。もし若いうちの絵(わたしはその辺が好きだった)がずっと続いたら、きっとこんなに今、気付きを得なかった気がする(続かなくてよかった)。よいものも、確信したものもどんどん壊して更に新しい発見をすることこそものすごい享楽だしまた、より多くの世代に亘る気がする。
ぼくの絵いいもんね一世風靡もしたもんね となってしまったらその時点では既に終わってる気がする。気を抜いてはいけないノダ☆
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by nemotyucac | 2006-07-16 04:22 | thinking | Trackback
毎年七夕に短冊イベントを催すコウ!
これを見ると本当に心が和む。
道を行き交う人々がふと足を止めてにこにこしながら笹を覗き込むのを、室内の少しの暗がりから見ているのは映画のワンシーンみたいな風景。
そしてこの笹は願いが叶うと有名です。

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by nemotyucac | 2006-07-13 22:42 | exhibition | Trackback

根本ゆか 根本有華

今更ですが、HBギャラリーファイルコンペ(03年)の時は、「根本ゆか」でしたが、今は本名に戻してます。
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by nemotyucac | 2006-07-11 21:32 | other works | Trackback

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