September

「文明としてのツーリズム」の中で、風景画を描く衝動についても書かせていただいてました。こちら
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ああー思えば旅をする理由もすべて繋がってて、なんだかすごい。曼陀羅みたいだ。。

さて、ついでなので旅のことを書きます。
今まで一番面白かった旅は、実はタイムスリップ。
というのは冗談だけど、かなりそれに近い。
わたしは那須の北温泉という場所がすごく好きで、よく訪れています。
そのふもとの町に、わたしはかつて住んでいました。黒磯です。
なので温泉に行く時は必ず町を散歩します。
小学校に行ったり遊んでいた公園に行ったり。
そんななかで、2つの面白かった出来事。
ひとつは友達の家の前に差し掛かった時に。その家は電気屋さんだったのでお店の中が覗ける。あれ!?あきらかに同世代の、見たような顔が!
入りましたよ地味目にね。「あのー」ガラガラ(ドアを開ける)、みたいな。
突然の派手な訪問者に(その時ラメのカーディガンを着ていた)その人はぎょっとしてましたが、「もしかしてフクちゃんですか?」と聞いたら「もしかして弟のこと?」と聞き返してくれました。お兄さんだったんですね。
呼んでもらいました、フクちゃん。20年ぶりなのに。
変わってなかったー。というか喋りが子供に戻った。お互い。顔や姿は男っぽくなって大きくなって立派なオトナなのに、話すと一瞬で小4になった。ああーこれが幼馴染みというものかと、初めての感覚を味わいました。懐かしいとかじゃなく、恥ずかしいというか面白いというか、とにかく子供に戻ってしゃべりが訛った。
いいなー幼馴染みが身近にいるひとは!
フクちゃんが覚えててくれたのは、わたしたちは探検隊仲間で、男子女子4人で月一回くらい色んな未知の場所に行き、こっそり潜り込んだり隠れたり開拓したりと夢のような冒険を繰り広げていたからです。
あれは本当にいい思い出だー。
そんなんで20年ぶりの再会を果たして、ワンピースみたいな冒険を思い出して、
いい気分で住んでいた家にも行ってみると。
無人のその家の、ドアが、開いた。。
このことは以前書いたかもだけど、開いたので家のなかにこっそり入ってみると、とんでもないものが残ってたのです。
それは柱の傷。
柱の腰のあたりに「56、9、2 有華の背」って書いてあったのです!って勝手に書き込んでーお父さん!!(日付けは父の誕生日)
あれは本当にびっくりしたし、ぐっときました。
もう随分長いこと無人であろうその家、ぼろぼろなのにその柱の鉛筆の文字だけ。
綺麗に掠れずに、残ってた。
多分これを見つけたこの旅が、一生で一番いい旅だろうなあと思ったりもし。
25年前が目の前に存在したこと。
25年間知りもしなかったこと。
本当にタイムカプセルを開けて過去に戻ったみたいでした。
ちょっと前の9月の話。
9月はこんな風に過去を紐解く月なのかも。勝手に後ろでアースの歌が流れるよー
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by nemotyucac | 2006-09-14 02:59 | travel and stroll | Trackback

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