お茶と焼菓子 さくらのみち

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三鷹駅南口を下りてしばらく行くとさくら通りという道の十字路に差しかかる。
そこを左折し三分程歩くと、小さな三角形の角に、こじんまりとしたケーキ屋兼喫茶店がある。そこが「さくらのみち」だ。
オーナーの森岡さんは来春まで育児休業なのだが、彼女の店に集まる常連さんは、彼女の息子の状態をいつも体験している心地だと、わたしはひそかに思っている。
というのは、森岡さんの、いつも淡い微笑みをたたえたやわらかい表情と思いやりのある人柄に、まるで母親のような安心を見出せるからだ。だから、常連さんは必ず彼女とお話をする。そして、時に笑い時に癒され、満足した様子で帰路につく。早く開かないかなあと、心待ちにしている方も多いらしい。この小さなお店の中は、母親の胸の中のような温もりに満ちている。彼女が、お店とお客さんを心から大事にしている故だ。

わたしはここで、最初の名刺や案内状のイラストを描かせてもらった。今はメニューや案内ボードの他、絵を飾らせてもらっている。5年前からの付き合いだが、それからずっと応援して下さり、お店のオープン時にも数々の気遣いをいただいた。
今日は子育てのコツを聞いた。笑顔で接することだけだよぉと彼女はゆったり言う。ただそれだけだけど、難しいことだ。彼女のお子さん達を見ると、彼女の言葉のただしさは歴然なのだ。いい感じなんです。
わたしも今日は回帰したような、夢見心地で帰宅した。再オープンしたら、是非手作りケーキとともに、彼女の笑顔も多くの人に味わってほしいと願う。
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by nemotyucac | 2005-12-15 23:21 | other works | Trackback